普段業務を進める上で疑問に思ったことや、深堀りしたいことについて皆さんどのように解決されていますでしょうか。
多くの方が、専門の書籍を調べるといった回答をされると思いますが、
どの本に書いてあるのかわからん!
という場合も少なからずあるのではないでしょうか?
この記事では長年設備設計に携わってきた筆者が本当に役に立つと思った書籍について、解説します。
この記事を読むことで知識レベルの底上げ、調べ物に関する時短のヒントが見つかると思います。
実務の知識
なんと言ってもまずはこれでしょう。
設備設計を仕事にしている方はほぼ皆さんお持ちなのではないでしょうか。
実務を進める上で必要となる知識や計算方法が網羅されています。
改定されるたびに分かりやすく、見やすく整備されていっています。
空気調和設備計画設計の実務の知識、給排水衛生設備計画設計の実務の知識
実務の知識を参考に、浄化槽について次の記事でまとめています。
設備のイメージがわかない人向け
実務の知識はある程度経験を積まないと理解できない部分もあり、そもそも設備機器のイメージがわかない、どんなふうに動くのか?、仕組みは?といった疑問が出てくることもあります。そんな方におすすめの本です。
図解入門 よくわかる最新建築設備の基本と仕組み
ある程度経験を積んだ方向け
ある程度経験は積んだが、最初から最後まで通しで設計したことがない。
手頃な物件で基本をおさらいしたい、そんな方におすすめの本です。
この本1冊を手を動かしながら丁寧に読み進めていくことで、中規模オフィスビルの仮想設計体験ができ、知識の棚卸しに役立ちます。
建築設備の実務設計ガイド 中規模オフィスビル編
機械設備設計者なら避けては通れない空気線図。苦手意識を持たれている方も多いと思います。
しかしいつまでも苦手なままではいられません。
改定されて内容が非常に分かりやすくなっています、これを機に線図を自由に泳ぐ快感を味わってみませんか。
徹底マスター 空気線図の読み方・使い方
自動制御・中央監視を徹底攻略!
自動制御・中央監視も避けては通れません。
電気との調整も多く、知識がなければ仕事が進みません。
この分野は色々な本が出版されていますが、おすすめの2冊を紹介します。
わかりやすい自動制御
なんとなく単語は聞いたことあるけど結局どういうこと?
こういった疑問がすっきり解決されていく名著です。電気の知識もついていきます。
建築設備の監視制御
建築との接点
設備設計には建築への理解が欠かせません。
建築と取り合う部分をおろそかにしてしまうと、不具合に直結します。
そんな建築との接点にフォーカスしてトラブルを予防するための本です。
図解 建築と設備の接点 トラブル予防のツボ
マニアック向け
ここまでくるとマニアックレベルです。
が、これも以外と疑問に思ったまま放置している方が多いのではないでしょうか。
バルブの選定に迷ったらこの本。
新 初歩と実用のバルブ講座
クリーンルームを担当することになったら
クリーンルームは求められるレベルが非常に高く、実務の知識だけでは対応できないためまずはこの本を読むことをおすすめします。
クリーンルーム環境の計画と設計
危険物といえばこれ
何かとわかりにくい危険物。
通常の消火設備とも異なり、計画への影響も非常に大きいので正しい知識を身に付けておくことが重要です。
危険物施設基準の早わかり
危険物規制の概要について、こちらの記事でも解説しています。
まとめ
設備設計業務を行う上でおすすめの書籍を紹介しました。
これ以外にもおすすめの書籍はたくさんありますが、それはまた別の記事にて紹介したいと思います。
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