【保存版】1級管工事施工管理技士 合格までの全手順と講座比較

1級管工事
目次

【1級管工事施工管理技士】基本情報

💰
受験料
一次 12,700円
二次 12,700円
(令和7年改定)
🎓
合格率(令和7年度)
一次 38.7%
二次 63.3%
過去5年平均で揺れあり
勉強時間目安
300〜500時間
独学・6か月想定

1級管工事施工管理技士の受験を考えている方、こんな悩みはありませんか?

  • 令和6年から制度が変わったが、自分に受験資格があるのか分からない
  • 合格率は結局どのくらい?難しいのか、簡単になったのか
  • 独学で受かるのか、講座を使うべきか判断できない
  • 「経験記述が廃止された」と聞いたが、本当なのか確認したい
  • 勉強時間の目安と、何から手をつければいいか知りたい

1級管工事施工管理技士は、ここ数年で制度が大きく変わりました。令和3年に「学科・実地」から「一次・二次検定」へ移行し、令和6年には受験資格が大幅緩和。さらに二次検定の経験記述も見直されています。制度変更が立て続けに起きたため、ネット上には古い情報と新しい情報が混在しているのが現状です。

本記事を書いている私は、建築設備の設計実務20年以上の現役設計者として、建築設備士・1級管工事施工管理技士・1級電気工事施工管理技士の3資格をすべて独学で取得してきました。試験制度が変わるたびに最新情報を追いかけ、自分の合格体験と公開データをもとに、合格までの最短ルートを整理してお伝えします。

令和6年改正後の最新制度の全体像から、独学300時間の具体的ロードマップ講座を使うべきかの判断基準まで網羅。読み進めれば、あなたに合った合格戦略がはっきり見えるはずです。

1級管工事施工管理技士の早見表【2026年最新】

1級管工事施工管理技士の業務イメージ

まずは試験の全体像を1枚の表で確認しましょう。受験資格・合格率・受験料・試験日などの主要項目をまとめています。

一次合格率
38.7%
令和7年度
二次合格率
63.3%
令和7年度
受験料
12,700円
一次・二次各々
勉強時間
300〜500h
独学想定
項目内容
実施団体一般財団法人 全国建設研修センター
受験資格(一次)受験年度末時点で19歳以上(学歴・実務経験不問)
受験資格(二次)所定の実務経験(最短3年〜)
受験料一次 12,700円/二次 12,700円(令和7年改定)
試験日(令和8年度)一次:2026年9月6日(日)/二次:2026年12月6日(日)
合格率(令和7年度)一次:38.7%/二次:63.3%
必要勉強時間の目安300〜500時間(独学の場合)
取れる権限監理技術者・主任技術者・特定建設業の専任技術者

📌 悩み別の読み方ナビ

つまり「19歳以上なら誰でも一次OK・受験料は2.5万円・勉強時間は300〜500h」が結論。あとは自分が当てはまるか、難易度が許容範囲かを順に確認していきましょう。

受験資格【令和6年改正で誰でも一次受験OKに】

1級管工事施工管理技士の受験資格チェックリスト

1級管工事施工管理技士の受験資格は、令和6年度の制度改正で大きく変わりました。一番のインパクトは「19歳以上であれば学歴・実務経験を問わず一次検定を受験できる」ようになったことです。

一次受験資格
19歳以上
学歴・経験不問
二次受験資格
最短3年
特定実務経験1年含む
技士補
生涯有効
一次合格で取得

第一次検定の受験資格

受験年度末時点で19歳以上であれば誰でも受験できます。学歴も実務経験も問われません。令和6年度から始まった新ルールで、若手のキャリアパスを早めに開ける狙いがあります。

一次検定に合格すると「1級管工事施工管理技士補」の称号が付与されます。技士補は生涯有効で、一度取れば失効しません。

「19歳で取って意味あるの?」と思うかもしれません。技士補は監理技術者の補佐ができるため、現場で重宝されます。学生のうちに取っておくと、就職活動でも強い武器になります。

第二次検定の受験資格

二次検定は実務経験ベースに一本化されました。学歴区分は撤廃され、必要な実務経験年数は概ね以下のとおりです。

パターン必要な実務経験
一次合格(技士補)後実務経験5年(または特定実務経験1年含む3年)
2級管工事二次合格者5年(特定実務経験1年含む3年に短縮可)

「特定実務経験」とは、請負金額4,500万円以上の工事で、監理技術者や主任技術者の指導を受けながら経験を積んだ期間のことです。特定実務経験を1年以上含めれば、必要年数を5年→3年に短縮できます。

⚠ 経過措置あり
令和10年度までは旧制度(学歴別の実務経験年数)でも受験できます。どちらの制度を使うか、有利な方を選べます

ここがポイントで「一次は19歳以上なら誰でも・二次は最短3年の実務経験」がルール。学生・若手なら、まず一次で技士補を取りに行くのが正解です。

合格率と難易度【5年データで読み解く】

1級管工事施工管理技士の合格率推移と対策

過去5年間の合格率推移を、国土交通省・全国建設研修センターの公式発表データから整理しました。令和6年に過去最高クラスを記録した直後、令和7年には急落という流れが見えてきます。

年度一次合格率二次合格率
令和3年度24.0%73.3%
令和4年度42.9%57.0%
令和5年度非公表非公表
令和6年度52.3%76.2%
令和7年度38.7%63.3%

令和7年度に難易度が揺り戻した

令和6年度に受験資格が大幅緩和され、19歳以上なら誰でも一次を受験できるようになりました。受験者数は一気に増加し、令和6年度の一次合格率は52.3%と過去最高クラスを記録します。

ところが翌令和7年度には38.7%まで急落(前年比−13.6pt)。合格基準の運用が引き締められた揺り戻しと、準備不足のまま受験した層が増えたことが要因です。

「自分は令和7年型の受験者で大丈夫か?」と不安になるかもしれません。準備不足で挑む受験者と、計画的に勉強した受験者では結果が大きく分かれます。本記事のロードマップで300時間の学習計画を立てれば、令和7年型でも十分合格圏に入れます。

他の施工管理技士との難易度比較

1級管工事は、施工管理技士7種目(土木・建築・電気・管工事・電気通信・造園・建設機械)の中で「中の上」のポジションです。建築・土木よりは合格率が高めですが、設備系特有の専門知識(空調・衛生・配管材料・冷凍機)が問われるため、出題範囲は広め。実務で配管設計や設備施工に関わっている方は有利です。

難易度の全体像を知りたい方は、当サイトの設備系資格の難易度ランキングもあわせてどうぞ。

正直に言うと、合格率は年度で揺れるので油断は禁物。ただ300時間積めば令和7年型でも届くレベル感で、難しすぎず簡単すぎずの中の上です。

試験制度【一次検定+二次検定の二段構え】

1級管工事施工管理技士の試験は、一次検定(マークシート)と二次検定(記述式)の二段構えです。一次に合格すると「1級管工事施工管理技士補」の称号が付与され、二次まで合格すると「1級管工事施工管理技士」となり、監理技術者として現場の責任者を務められるようになります。

一次検定の試験内容

項目内容
出題形式四肢択一マークシート
出題数/解答数73問出題/60問解答
合格基準36問以上正解(60%以上)かつ応用能力問題7問中4問以上正解
試験時間午前2時間30分/午後2時間(合計4時間30分)

令和3年度から新設された「応用能力問題」が要注意です。全7問で、ここだけ別枠の合格基準(4問以上正解)が設けられているため、他で点を稼いでも応用能力で4問取れなければ不合格になります。施工管理の実務的な判断を問う問題で、過去問演習だけでは解きにくいため重点対策が必要です。

二次検定の試験内容

項目内容
出題形式記述式
出題構成必須3問(施工管理法・工程管理・労働安全衛生)+選択1問(空調設備または衛生設備)
合格基準得点60%以上
試験時間2時間45分

一次の落とし穴は「応用能力7問中4問」の足切り。トータル60%取れていても、応用能力で3問しか合っていなければアウトです。ここだけは重点対策しましょう。

出題範囲【6分野・施工管理法が最重要】

施工管理の四大管理(工程・品質・安全・原価)

一次検定の出題範囲は、大きく分けて以下の6分野です。範囲が広いため、得意分野で点を稼ぐ戦略が現実的です。

分野主な出題内容対策の優先度
機械工学等流体力学・熱力学・電気工学・建築学
設備一般空調・換気・給排水衛生・消火・ガス
専門(空調・衛生)機器選定・配管設計・系統設計
施工管理法(知識)工程・品質・安全・原価最高(必須)
施工管理法(応用能力)実務的判断を問う応用問題最高(必須・60%足切り)
法規建設業法・労働安全衛生法・建築基準法・消防法中(暗記中心)

過去問を分析すると、同じ論点が繰り返し出題されています。年度別・分野別の過去問解説は当サイトでも順次公開しています。

👉 管工事過去問解説シリーズ(年度別・分野別)はこちら

結局のところ、最重要は「施工管理法(知識+応用能力)」の2分野。ここで合格点を確保できれば、他分野は得意な方で稼げばOKです。

勉強法【独学300時間ロードマップ】

1級管工事施工管理技士の学習スケジュール

1級管工事施工管理技士は、独学でも合格できる資格です。私自身も独学で取得しました。ただし、やみくもにテキストを読むだけでは効率が悪いです。以下のロードマップで進めるのがおすすめです。

独学合格ロードマップ(試験6か月前スタート想定)

時期やること時間目安
6〜4か月前テキスト1周(全分野ざっくり)100時間
4〜2か月前過去問5年分を3周(分野別)150時間
2〜1か月前弱点分野の補強+応用能力問題対策50時間
1か月前〜直前本番形式の総まとめ+法規の暗記詰め込み50時間
合計350時間

過去問演習が最強の理由

1級管工事の試験は、過去5年分の論点が約7割再出題される傾向にあります。テキストで網羅的に学ぶよりも、過去問を解きながらテキストで補強する「過去問起点」の勉強法の方が圧倒的に効率的です。

具体的には、過去問を「分野別」にまとめて解いていくと、同じ論点が形を変えて何度も出ているのが見えてきます。当サイトでは年度別・分野別の解説記事を整備しているので、自分の弱点分野から潰していくのが効率的です。

独学派 vs 講座派の判断基準

👍 独学が向く人

  • 設備系の実務経験が3年以上
  • 配管・空調を現場で見てきた
  • 過去問の解説を読んで自力で理解できる
  • まとまった学習時間を確保できる
  • 費用を最小化したい(テキスト代のみ)

👎 講座併用が安全な人

  • 設備系の実務経験が浅い
  • 配管・空調を見たことがない
  • 勉強時間が細切れで取れない
  • 二次の記述で何を書けば良いか不明
  • 過去問解説を読んでも納得できない

⚠ 注意独学=安いとは限りません。テキスト+過去問だけで2万円前後、二次の添削サービス併用なら3〜5万円かかることも。講座は5〜8万円台が中心ですが、不合格時の「もう1年」のコスト(受験料2.5万円+時間)を考えると、講座併用の方が結果的に安く済むケースもあります。

ざっくり言うと、判断軸は「実務経験の深さ」と「学習時間の取りやすさ」。実務3年以上+まとまった時間が取れるなら独学、そうでなければ講座併用が安全です。

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経験記述廃止後の二次検定対策【令和6年改正の最新】

二次検定の対策で最も注意が必要なのは、令和6年度から「自己の施工経験記述」の出題形式が見直された点です。公式の表現は次のとおり。

受検者自身の経験に基づかない解答を防ぐ観点から、経験に基づく解答を求める設問をとりやめ、空調・衛生の施工に関する選択問題において、経験で得られた知識・知見を幅広い視点から確認するものとして見直しを行う。

一般財団法人 全国建設研修センター

かみ砕くと、「受験者本人が体験した工事をテーマに記述させる方式」を取りやめ、知識・知見を幅広く問う形に変わったということです。これまで主流だった「経験記述の例文を丸暗記する対策」は通用しなくなりました。

「これまでの勉強が無駄になるのでは?」と不安になるかもしれません。基本的な工事知識・工程管理・安全管理の論点は変わらないため、知識ベースは引き続き使えます。変わるのは出題形式だけで、対策の軸は同じです。

新方式での対策ポイント

  • 工程管理・品質管理・安全管理の定型論点をしっかり押さえる
  • 過去問の二次解答例を読み込み、記述の型(書き出し・展開・締め)を体に叩き込む
  • ネットワーク工程表の作図・読み取りは手を動かして練習する
  • 労働安全衛生法の頻出論点(作業主任者・作業計画・KY活動)は暗記必須

要確認:経験記述添削サービスをうたっていた講座も、新方式に対応した内容になっているかを必ず確認してください。古い対策のままの教材を掴むと、対策の方向ごと外れます。詳しくは施工管理技士の経験記述|独学サポート事務局の評判と使い方を参考に(記事は新方式対応版に随時更新中です)。

ここがポイントで、二次対策のキモは「例文丸暗記をやめる・記述の型を体得する・ネットワーク工程表の手を動かす」の3点。新方式でも知識ベースは変わりません。

おすすめ講座【独学が不安ならこれ】

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過去問対策【年度別・分野別の解説記事】

1級管工事施工管理技士の過去問対策

当サイトでは、1級管工事施工管理技士の過去問を、1級管工事施工管理技士+1級建築士+建築設備士の保有者が独自に解説する記事シリーズを順次公開しています。

📘 管工事過去問解説シリーズ(一覧)

過去問の本文は、著作権の関係で当サイトには掲載していません。問題本文は実施団体の公式ページから無料でダウンロードできます。

🔗 全国建設研修センター|試験問題・正答肢ダウンロードページ(公式)

補足すると「公式から問題本文をDL→当サイトの解説で論点を理解→繰り返し解く」が王道のループ。年度別と分野別を組み合わせて回しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q
19歳でも本当に受けられる?
A
はい、令和6年度の制度改正により、受験年度末時点で19歳以上であれば一次検定は誰でも受験可能です。学歴・実務経験は問われません。ただし二次検定は実務経験が必要なので、技士補→技士は段階を踏む形になります。
Q
何ヶ月勉強すれば合格できる?
A
設備系の実務経験がある方なら6か月(300〜500時間)が目安です。実務経験が浅い場合は8〜10か月見ておくと安心です。
Q
一次と二次は同じ年に受けられる?
A
受験資格を満たしていれば、同年度に一次・二次を続けて受けられます。一次は9月、二次は12月に実施されるため、約3か月の間隔があります。
Q
経験記述が廃止されたって本当?
A
正確には「廃止」ではなく、「経験に基づく解答を求める設問をとりやめ」です。受験者本人の体験を書かせる方式は無くなり、知識・知見を問う形に変わりました。例文丸暗記の対策は通用しないため、新方式に合わせた学習が必要です。
Q
独学で受かる?それとも講座が必要?
A
設備系の実務経験があり、過去問の解説を読んで理解できる方は独学で十分合格可能です。実務経験が浅い、まとまった時間が取れない、二次の記述に不安がある方は通信講座を併用するのが安全です。
Q
1級と2級どちらを受けるべき?
A
受験資格を満たすなら1級から受ける方が効率的です。1級は監理技術者になれて職域が広く、2級では特定建設業の専任技術者になれません。受験資格が緩和された今、最初から1級を狙う戦略がベストです。

つまり迷いどころは「19歳から取れる・独学300時間で行ける・1級から狙ってOK」の3点。受験資格緩和の今がチャンスです。

まとめ|1級管工事施工管理技士は「受けやすく、戦いやすい」資格になった

1級管工事施工管理技士で開く新しいキャリアへの道

令和6年度の制度改正で、1級管工事施工管理技士はこれまで以上にチャレンジしやすい資格になりました。19歳以上なら一次は誰でも受けられ、技士補の称号は生涯有効。設備業界でキャリアを築くなら、早めに取っておいて損はない資格です。

👍 合格までの最短ルート

  • 受験資格を確認(一次は19歳以上でOK)
  • テキスト1周で全体像をつかむ
  • 過去問5年分を分野別に解く(当サイトの解説活用)
  • 応用能力問題と法規を最後に詰める
  • 二次は新方式の記述対策を中心に進める

独学で進めるなら過去問解説シリーズを、効率重視なら通信講座を、という使い分けがおすすめです。

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この記事を書いた人

現役20年の設備エンジニア。
「転⁠職⁠し⁠た⁠け⁠ど⁠残⁠っ⁠た」立場から発⁠信。

20〜30代の建設業エンジニアに、
「市⁠場⁠価⁠値⁠で⁠決⁠め⁠る⁠キ⁠ャ⁠リ⁠ア」を伝⁠授。

転職エージェント登録経験から、
「現⁠職⁠を⁠活⁠か⁠す⁠働⁠き⁠方」を発⁠信⁠中。

【保有資格】
・設⁠備⁠設⁠計⁠一⁠級⁠建⁠築⁠士
・建⁠築⁠設⁠備⁠士
・一⁠級⁠管⁠工⁠事⁠施⁠工⁠管⁠理⁠技⁠士
・一⁠級⁠電⁠気⁠工⁠事⁠施⁠工⁠管⁠理⁠技⁠士 ほか

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