【建築基準法】耐火ダクトが必要になる排煙ダクトの条件を実務目線で解説

耐火ダクト
目次

耐火ダクトとは

耐火ダクトとは主に排煙ダクトで用いられ、以下のいずれかの仕様を満たしたものを言います。

  • 厚み1.5mm以上の鉄板ダクトにロックウール25mm以上を被覆したもの
  • 厚み1.5mm以上の鉄板ダクトに、主要構造部を耐火被覆として公的機関の認定を受けた材料を被覆したもの
  • その他、所轄の消防署に事前承認を受けた工法

一般的にはt1.6(テンロク)にロックウール25mmを被覆したものを耐火ダクトと呼んでいます。

排煙ダクトにおける耐火ダクト

同一排煙系統の排煙口が複数階に設置され、かつ防火区画を貫通する場合、排煙主ダクトは原則防火区画されたDS内に設置します。

防火区画貫通部には溶解温度280℃の温度ヒューズ付防火ダンパ(HFD)を設置しますが、排煙ダクトの主ダクトは機能上防火ダンパーを設けることができません。

基本的には下図のような計画とします。

排煙計画の原則

排煙ファンを他の空調機等の設備と同じ機械室内に設置する場合、機械室内のダクトは耐火ダクトとする必要があります。

排煙ファン専用の機械室とする場合には耐火ダクトは不要です。

また、下図のように主ダクトをやむを得ず横引きする場合も耐火ダクトが必要となります。ただし「望ましくない」とされており、極力排煙主ダクトは横引きがないように計画することが原則です。

横引き耐火ダクト

紛らわしいのが、耐火ダクトとは別に排煙口〜竪穴区画されているDS入口までの枝部分に断熱措置が必要な点です。

ダクト断熱

この場合断熱はロックウール25mmでt1.6mmダクトは不要です。

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