ビズリーチの基本情報
ビズリーチ自体は転職エージェントではないため、企業を直接紹介したり、面談を行ったりすることはありません。企業やヘッドハンターと直接コンタクトを取ることができるため、効率的・主体的に転職活動したい方、スカウトを受け取ることでご自身の市場価値を測りたい方に最適なサービスです。
| サービス名 | ビズリーチ |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| 公開求人数 | 306,478（2025年2月5日現在） |
| 特徴 | ・ハイクラスに特化した求人サイト ・年収1,000万円以上の求人多数 ・企業やヘッドハンターからスカウトが届く |
| おすすめポイント | 様々な企業やエージェントとコンタクトが取れる |
| おすすめ度 | |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
| サポート範囲 | |
|---|---|
| キャリア相談 | ヘッドハンターや企業からのスカウトを通じて可能 |
| 求人 | スカウトを受けた場合、求人情報を確認可能 |
| 書類添削 | 希望があればヘッドハンターが対応 |
| 面接練習 | 希望があればヘッドハンターが対応 |
| 連絡代行 | ヘッドハンター経由の場合、企業との連絡を代行 |
| 条件交渉 | ヘッドハンター経由の場合、条件交渉をサポート |
ビズリーチの特徴
ビズリーチには以下の特徴があります。
- ハイクラスに特化した審査制転職サイト
- 年収によって会員属性が変わる
- ヘッドハンターを検索できる
転職の方法は大きく以下の３つに分けられます。ビズリーチは転職サイト、エージェント、スカウトサービスのすべての要素をもっていますが、特にスカウトサービスの側面が強いです。
- 転職サイト（求人情報サイト）
-
企業の求人情報が多数公開されている中から、自分で求人を探し応募する方法
- エージェント（人材紹介）
-
エージェントとの面談を行い、求人の紹介を受けて選考に進む方法
- スカウトサービス
-
職務経歴書をサービス上に登録しておくことで、スカウトを受けることができる。スカウトをきっかけに転職する方法。
ビズリーチを利用するメリット
ビズリーチは日本で唯一、会員や、求人、ヘッドハンターに審査を行い、一定の水準を保っているハイクラス人材のための転職サイトです。
管理職として転職したい、国内外の優良企業へ転職したい、キャリアアップとしての転職を考えたいといった方におすすめです。
ビズリーチを利用する流れ
事前準備：１〜２週間
面接：２週間×複数
内定：１週間
退職交渉・引き継ぎ：１ヶ月
退職交渉や引き継ぎはキャリアの長いビジネスパーソンほど長期化する傾向があります。また選考がスピーディーに進む企業もあれば、そうでもない企業もあるため上記はあくまで一例です。
長期化することを前提に転職活動を進め、前倒しで完了すればラッキーくらいの余裕をもったスケジュールで取り組みましょう。
ビズリーチの評判と口コミ
良い評判・口コミ
全体として良い評判をまとめると以下の通りです。
- ハイクラス求人や高年収案件が豊富
- 自分のペースで転職活動ができる（しつこい勧誘がない）
- ヘッドハンターの質が高い
- スカウト内容で、自分の市場価値がわかる
悪い評判・口コミ
悪い評判をまとめると以下の通りです。
- 経歴やスキルがある程度ないと応募できる求人が少ない
- コンサルタントの質にばらつきがある
- スカウトメールが多すぎる
- スカウトがまったくこない
ビズリーチの利用が向いている人
年収が500万円以上の人
ビズリーチはハイクラス転職に特化したサービスであり、年収500万円以上の方におすすめです。逆に年収が500万円未満の場合、ビズリーチ登録審査に通らない可能性があります。登録できた場合も企業側からスキルや経験が不足していると判断され、スカウトが届く可能性が低くなります。そのため年収500万円未満の人は別の転職サービスの利用を検討した方が良いでしょう。
管理職経験者である
ビズリーチに登録しているヘッドハンターは即戦力を重視しているため、管理職の経験がある場合にはスカウトが多く届きやすいです。
自分の市場価値を知りたい人
ビズリーチのスカウトを受け取ることで、自分の市場価値を測ることができます。自分がどの業界で必要とされているいるか、適正年収はどの程度かをスカウトメールから客観的に知ることができます。ビズリーチの公式サイトによれば「会員の7割以上が市場価値を知るためにビズリーチを利用している」とされています。
多くの企業ヘッドハンターと話をしてみたい人
ビズリーチに登録することで、様々な企業やヘッドハンターからスカウトや連絡が届きます。そういった企業やヘッドハンターと気軽に話せることもビズリーチの特徴です。
せっかく転職するのであれば誰しもより良い条件で働きたいですよね。企業やヘッドはヘッドハンターとの情報交換の機会を多く持つことで、幅広い選択肢を検討した上で納得のいく転職を行うことが可能になります。
ビズリーチの料金とプラチナスカウトについて
ビズリーチの料金と会員区分
| 会員クラス | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
|---|---|---|
| タレント会員 | 無料 | 5,478円（税込）/30日 |
| ハイクラス会員 | 無料 | 5,478円（税込）/30日 |
プラン内容の違いは以下の通りです。
| 利用サービス | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
|---|---|---|
| プラチナスカウトの閲覧・返信 | 利用可能 | 利用可能 |
| ヘッドハンターの閲覧・検索 | 一部利用可能 | 利用可能 |
| 非公開求人の閲覧・応募 | 一部利用可能（検索は可能。ただし、企業名は非表示） | 利用可能 |
ビズリーチの基本的な機能は基本的には無料で使用することが可能です。
ビズリーチに掲載されている求人は掲載している採用企業にとって重要なポジションであることが多く、広く世に公開できるものではありません。中でも特に秘匿性の高い求人の閲覧はプレミアムプランのみに限定されています。
ビズリーチのプラチナスカウトとは
ビズリーチのプラチナスカウトとは、国内外の優良企業と、厳正な審査をクリアした一流のヘッドハンターがあなたの職務経歴書を見て直接スカウトするもので、通常のスカウトとは異なり面談・面接が確約されているものです。受け取ったスカウトには、オファーしたい年収やポジションが記載されており、今現在の自分のスキル・経験がどのように評価されているのかを把握することができ、ご自身の市場価値を理解するのに役立ちます。
プラチナスカウトを受け取るためのポイント
職務経歴書は「あなた」という商品のプレゼン資料です。「何のプロフェッショナルであるか」「何で成果を出せる人間なのか」を明示し、それを証明する事実を記載する必要があります。
職務履歴書を充実させることで、プラチナスカウトを受け取りやすくなります。具体的な数字や保有スキル、資格を記載する、希望条件と自分の市場価値が合っているかを確認しましょう。
ビズリーチを活用するポイント
ここではビズリーチを活用し転職を成功させるポイントについて解説します。
ヘッドハンターに積極的に相談する
担当のヘッドハンターにはレジュメの書き方や転職相談などは積極的に行いましょう。ヘッドハンターとの信頼を深めることで、担当者が魅力的な求人を探してくれます。ビズリーチを有効活用するなら、ヘッドハンターとの信頼関係は重要です。
職務経歴書を正しく入力して採用担当者の検索対象にかかりやすくする
採用担当者はまず経験業種や職種、各種キーワードなどの検索条件を指定して、多くの職務経歴書から絞り込みを行います。このときに職務経歴書に正しく入力されていなければ検索段階で「対象外」となってしまいます。特に業種と職種の経験年数を正しく入力していない方が多いようです。
職務経歴書に「企業名」「役職・部署名」を具体的に書いて興味を引く
職務経歴書の検索結果画面はサマリー形式で一覧表示されます。サマリーで興味を持たれなければ職務経歴書の詳細を閲覧してもらえないことになります。「企業名」「役職・部署名」の２つはご自身で記載方法を工夫できるため、特に重要です。「外資系IT企業」「課長」などのように、ひと目見ただけではわからない表記は避け、できる限り具体的に企業名や担当業務内容がわかるように記載しましょう。
【記入例】
株式会社ビズリーチ（転職サイトを運営する独立系人材企業）
オペレーション部統括責任者（業務管理、CRM、カスタマーサポート）
職務経歴書自動作成機能を活用する
転職の「最初の壁」は職務経歴書の作成といわれています。ビズリーチではChatGPTを活用した「レジュメ自動作成機能（iOSアプリのみ）」があり、活用することでスカウトの受信率が40%アップすると言われています。
簡単な質問（職種、ポジション、業務のミッション、業務領域）に回答するだけで、業務内容を自動でスピーディーに作成することができます。ビズリーチがこれまでに蓄積してきたノウハウとデータをもとに職務経歴書を自動で作成します。
実際に使用してみましたが、使ったことのないソフトが使用できることになっているなど、さすがにそのままは使用できないなと感じました。7〜８割程度の完成度といったところでしょうか。
しかし、ゼロから自分で作成する手間を考えると、たった数タップでここまで仕上げてくれるのは非常にありがたいです。
良いヘッドハンターを見極める
ヘッドハンターと相性があうか確認しましょう。良いヘッドハンターの条件は以下の通りです。
- レスポンスが早い
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない
- 対応が丁寧
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
こまめにログインして転職意欲が高いことをアピールする
ビズリーチでは企業側が最終ログイン情報を閲覧することが可能です。また、最終ログイン日時が新しい職務経歴書がより上位に表示されます。転職意欲を示すためにも、１日１回はビズリーチにログインして求人検索などを行いながら転職意欲が高いことをアピールしましょう。また担当のコンサルタントにも転職意欲を伝えることで、あなたにあった求人を多数紹介してくれるでしょう。
有料プランの無料体験を活用する
ビズリーチでは、プレミアムステージの全機能を１週間無料で体験できます。いきなり有料会員になるのではなく、有料プランを体験してから課金を検討するのが良いと思います。非公開求人が閲覧できるのは魅力ですが、自分の要望とマッチする求人がない場合には無理に有料版にする必要はありません。無料版でも十分に活用できます。
スケジュールを詰め込み過ぎない
スケジュールを詰め込みすぎるとダブルブッキングが起きてしまったり、思わぬトラブルが発生するものです。余裕を持ったスケジュールで、じっくりと転職活動に取り組みましょう。
ビズリーチの審査にどんな人が落ちる？特徴を口コミから解説
職務経歴書の情報に不備がある、情報が少ない
ビズリーチの登録に際して職務経歴書にスキルや実績といった項目の記載が必要となりますが、こうした情報が不足していたり、不備がある、真剣味にかける内容の場合には、ビズリーチの審査に落ちてしまう可能性があります。
社会人経験・実務経験に乏しい/年齢が高い（60代など）
ビズリーチはハイクラス向け転職サイトであるため、新卒1-2年目であったり、専門性がないと判断されると審査に通ることができない可能性があります。
また反対に、年齢が60歳以上などの場合には転職する可能性が低いとみなされ同様に審査に落ちることがあるようです。
ビズリーチの審査に落ちた場合の対処法は？
再審査を申請する
ビズリーチは審査に落ちたとしても再度登録の申請を行うことができます。
特に、年収やスキルは十分であるのに、職務経歴書の情報不足で登録申請落ちしてしまった場合には、もう一度職務経歴書を充実させて登録申請を提出することで審査に受かる可能性があります。
また、現職での実績を積んでスキルを身に着けた後に登録申請を再度行うことで、ビズリーチに登録することができるかもしれません。
ビズリーチに関するよくある質問
ビズリーチはすぐに転職する気がなくても登録できますか？
今すぐに転職を考えていなくても登録可能です。登録だけでも届いたスカウトから自分の市場価値を把握できるのでおすすめです。
ビズリーチに登録すると勤務先に転職活動がバレますか？
バレることはありません。ビズリーチには「企業ブロック設定」があり、職務経歴書を公開したくない企業を設定することができます。
ビズリーチからのスカウトを無視しても良い？
ビズリーチから届くすべてののスカウトに対応することは実質不可能なので、興味がないなら無視しても問題はありません。注意点としてはスカウト内に「辞退する」というボタンがありますが、一度辞退してしまった求人には再度応募することができません。迷ったら何もしないが正解です。
嘘の年収を書いてもばれない？
嘘の年収でも登録自体は可能ですが、転職を成功させたいのなら実際の年収とかけ離れた金額を書くことはおすすめしません。ヘッドハンターは求人紹介前に必ずヒアリングを行っており、ヒアリングを通してスキルや経歴を確認していますので、プロの目を通せば詐称していることはわかってしまいます。
ヘッドハンターランクって何ですか？
ビズリーチに登録しているヘッドハンターを利用者満足度や採用決定率などから５点満点で評価し、その評価をもとにSランクからDランクでランク付けしたものです。Sランクは優秀なヘッドハンターなので、スカウトが届いたら話だけでも聞いてみることをおすすめします。
まとめ
ビズリーチは転職サイトでありながら、エージェントの側面が強く、有料プランがあるなど他の転職サービスとは一線を画しています。
利用にあたっては審査があり、スキル経験や現職の年収によっては利用できないこともありますが、多種多様な企業・ヘッドハンターから高待遇の求人オファーを受けることができます。
転職サイトであるため、職務経歴書の添削や面接対策などのサービスはヘッドハンターとの相談になるため、転職エージェントと併用しながら転職活動を進めるのが良いでしょう。
ハイクラス向けの転職サービスとしては国内トップクラスであることは間違いないので、ハイクラス求人を狙える人は利用しない手はないと思います。
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