この記事はきんでんへの就職・転職を検討している人向けの記事です。
建設業界で15年以上働いている著者が、口コミや就職情報誌、決算資料等から情報を収集・分析し、わかりやすくまとめています。
会社は人生の多くの時間を占めるだけに、就職・転職には慎重さが求められます。
「本当に就職・転職しても大丈夫なのか?」
「ブラック企業じゃないのか?」
不安が少しでも軽くなるように分かりやすさを重視しました。
- 決算資料をわかりやすくグラフ化、業績・財務状況が一目でわかるように
- 職場の雰囲気がわかるよう、動画、口コミを数多く掲載
具体的には次のことがわかります。
- きんでんの社風、福利厚生がわかる
- 就職、転職しても良い会社なのかの判断材料になる
- 他の同業他社との比較ができる
- 実際の面接の雰囲気や質問内容がわかる
会社選びは人生の大きな決断です。本記事を参考に、納得のいく選択をしてください。
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転職にはエージェント選びも重要です。建設業界に精通したエージェントについてはこちらの記事で解説しています。

きんでんの口コミ「やばい」「きつい」「激務」の真相は?

結論:激務だがインフラ需要で仕事がなくなる心配はない
きんでんの口コミでは、「現場は繁忙期が長く、残業が多くて激務」という声が多く見られます。
とくに送電線や大規模施設の設備工事では工期がタイトになりがちで、休日出勤や長時間労働が発生しやすいのが現状です。
一方で、インフラを支える仕事の性質上、「景気に左右されにくく仕事が切れない」という安心感もあります。
口コミでも「仕事量が安定していて収入が途切れないのは大きなメリット」という意見が多く、忙しさと安定性が表裏一体なのがきんでんの特徴です。
体力面や現場対応の大変さはありますが、「頑張った分だけ残業代がしっかり支給される」という声も多く、働き方と収入面で納得できるかがポイントになります。
例えば、ある口コミでは

インフラ系だから景気に左右されないのは本当に安心できる。(20代・技術職)



忙しい時期は正直きついけど、その分しっかり稼げるから割り切れる。(30代・施工管理)



現場の負担は正直大きいです。しかし、コロナ禍でも仕事が減らなかったのはインフラ系ならではの安定感があります。
平均年収・残業・有給取得実績・離職率
平均年収 |
---|
848万円 |
残業(月) |
---|
27.5時間 |
有給取得年平均 |
---|
10.5日 |
離職率 |
---|
2.6% |
出典:就職四季報2026-2027年版



きんでんは現場負担が大きく激務ですが、残業代や賞与が安定しており年収水準は高めです。有給は取りにくい時期もありますが、インフラ需要が安定しているため技術を磨く場として十分魅力があります。
初任給・賞与・昇給制度の実態
きんでんの新卒初任給(技術系総合職)は以下の通りです。
- 院卒:29.5万円
- 大卒:28.0万円
- 高専:25.5万円
賞与は年2回(6月・12月)で、直近は年間5~6ヶ月分が支給される傾向にあります(業績連動)。
▶ 初年度の推定年収モデル:約450〜650万円前後
【昇給制度・評価体制】昇給は堅実だが実力主義の要素も増えている
- 昇給は年1回(4月)で毎年着実に上がる
- 基本は年功序列型だが現場実績や資格取得も加味される
- 賞与は個人評価と業績連動で差がつく
- 評価は上司の裁量が大きく現場ごとの差もある



年功序列が基本ですが、最近は実力で昇進する人も増えてきた印象です。
年齢・役職別の推定年収レンジ
年齢別の推定年収レンジは以下の通りです。
年齢/役職 | 年数目安 | 推定年収レンジ |
---|---|---|
新卒~6年目(無役職) | 1~6年目 | 450~650万円 |
主任(7〜14年目) | 7~14年目 | 700~900万円 |
副長(15〜20年目) | 15〜20年目 | 1,000~1,200万円 |
課長クラス | 20〜30年目 | 1,200~1,400万円 |
部長クラス以上 | 30年目以降 | 1,400万円以上 |
きんでんの年収水準は、サブコン業界内でも比較的高めと言われています。
口コミや公開データを総合すると、若手から管理職まで着実に年収が上がっていく仕組みが特徴です。
年功序列の色が残る一方で、現場での実績や資格取得が昇進に直結しやすく、賞与水準にも反映されます。
口コミでも「現場が大変な分、役職が上がれば報われる」「頑張った分だけ収入で返ってくる」という声が多く、長期で働くモチベーションにつながっています。



若いうちでも残業と賞与で500万円は十分に届きます。責任が増える分、しっかり返ってくるのが良いところです。
きんでんの年収水準を他社と比較
きんでんの有価証券報告書(2024年3月期)によると、平均年収は約750万円。これは全国平均を大きく上回る水準であり、サブコン業界内でもトップクラスの高水準です。
企業名 | 平均年収(万円) | 備考 |
---|---|---|
関電工 | 約834 | 東京電力グループ |
きんでん | 約848 | 関西電力グループ |
九電工 | 約772 | 九州電力グループ |
トーエネック | 約708 | 中部電力グループ |
ユアテック | 約711 | 東北電力グループ |



電気系サブコンで見ると、きんでんは他社より年収が高めです。地方電力系と比べても差があるので、転職候補として検討する価値はあります。
【転職者の年収は?】即戦力採用なら年収600万円台スタートも珍しくない
きんでんでは、中途採用の場合でも新卒と同じく基本給や賞与の水準は正社員と同等に設定されています。
口コミでも「中途入社でも賞与や昇給の条件が不利になることはほとんどない」という声が多く、
とくに経験者採用の場合は即戦力として高めの年収が提示される傾向があります。
現場代理人や施工管理の実務経験があれば、入社初年度から年収600万円台に届くケースも珍しくありません。
役職や保有資格によっては、手当や現場管理の責任手当が加わり、年収はさらに上がります。
一方で、若手のポテンシャル採用では、基本的には新卒と近い初任給水準からスタートするケースが一般的です。
そのため、中途でしっかり収入を確保したい場合は、前職での現場経験や資格保有が大きな武器になります。
【業績・財務】持続的な利益成長で給与・賞与も安定しやすい環境
堅調な売上と高利益率で社員への還元余力も拡大中





業績が好調な企業は賞与が安定しやすく、働きぶり次第で早期に年収を伸ばせるチャンスがあります。
自己資本比率は70%台後半で安定推移|財務健全性が群を抜く





自己資本比率が高いと、将来的な新規投資や人材育成にも資金を回しやすいので、働く側にとってはプラスです。
営業キャッシュフローもプラス基調|資金繰りの健全性が強み





キャッシュフローがしっかり黒字なので、現場への設備投資や働きやすさ改善に資金を回せる余力があります。
社風は「体育会系色は強いが、年次に関係なく責任を任せてもらえる社風」


きんでんの口コミを見ると、「現場は体育会系寄りで上下関係がしっかりしている」という声が多く見られます。
声の大きい人が強い、現場での根回しが大切など、典型的な建設業の現場気質が残っている点は否定できません。
一方で、こうした環境だからこそ「若手でも現場代理人などの責任ある立場を早い段階で経験できる」というメリットも大きいです。
口コミでも「20代でも億単位の工事を任された」「若いうちから元請けとの調整を担当するので成長できる」という意見が目立ちます。
体育会系の雰囲気に馴染めれば、年次に関係なく挑戦の機会が与えられやすいのがきんでんの強みです。
住宅手当や社宅制度が整い安心して働ける福利厚生


休暇制度
時間有給休暇 |
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リフレッシュ休暇 |
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育児・介護休暇 |
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現場休暇 |
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慶弔休暇 |
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育児支援
産前・産後休暇 |
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育児休業 |
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子の看護休暇 |
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時短勤務 |
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その他の制度
財形貯蓄 |
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保養所 |
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資格取得奨励制度 |
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独身寮・社宅 |
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福利厚生は親会社の関西電力並みに揃っていて、待遇面では不満が出にくいと感じます。
きんでんは就職難易度が比較的低く幅広い層にチャンスあり
- 採用人員:事務系30人程度、技術系160人程度
- 男女比:9:1
- 採用倍率:「3倍(技術系)」
■国公立大学
大阪大学 / 京都大学 / 北海道大学 / 東北大学 / 京都府立大学 / 広島大学 / 島根大学 / 山口大学 / 徳島大学 / 愛媛大学 / 福岡大学
■私立大学
東京工科大学 / 立命館大学 / 明治大学 / 法政大学 / 芝浦工業大学 / 東海大学 / 同志社大学 / 関西大学 / 関西学院大学 / 龍谷大学 / 近畿大学 / 摂南大学 / 大阪工業大学 / 大阪電気通信大学 / 北海道科学大学 / 福岡工業大学 / 広島工業大学 / 専修大学 / 帝京大学 / 青山学院大学 / 日本大学 / 駒澤大学 / 大東文化大学 / 東京電機大学 / 山梨学院大学 / 南山大学 / 金沢工業大学 / 九州工業大学 / 九州共立大学 / 久留米工業大学 / 崇城大学 / 長崎総合科学大学大学
■高等専門学校
呉工業高等専門学校 / 津山高専 / 徳山高専 / 宇部高専 / 松江高専 / 米子高専 / 各地の工業高専(電気・電子系) / 広島工業大学専門学校 / 岡山科学技術専門学校 / 広島グンネン専門学校 / 山口県立東部高等産業技術学校 / 九州電気専門学校



採用校の幅広さを見ると、学歴フィルターが強いわけではなく、地元採用の色が濃いと感じます。
向き不向きは現場を楽しめるかどうかで決まる
きんでんの仕事は、電気設備を中心としたインフラ工事を現場で動かすことが基本です。
口コミでも「現場次第で忙しさに差がある」「出張や休日出勤が発生することもある」と言われる通り、体力面や調整力が求められる場面は少なくありません。
一方で、「現場で人を動かすのが好き」「現場で学べることが多くて面白い」と感じる人にとっては、早いうちから責任あるポジションを任される環境は大きな魅力です。
若手でも数億円単位の案件を担当するチャンスがあり、仕事を通じて成長を実感しやすいのがきんでんの特徴です。
逆に、現場作業が苦手だったり、出張や人との調整を極力避けたい人にとっては負担に感じる場面も多いでしょう。
現場を楽しめるかどうかが、きんでんで長く働けるかの大きな分かれ目になります。



現場を回すのが楽しいと思える人じゃないと続かないかもしれません。逆にそこが楽しい人には向いてます。
きんでんの面接は人物評価重視|志望動機と現場適性がカギ





志望動機は業界理解と現場での適性を具体的に話せると、評価が上がりやすいです。
まとめ|きんでんは安定性と現場志向を両立できる環境


きんでんは、関西電力グループの安定した基盤を背景に、電気設備を中心としたインフラを支える重要な役割を担っています。
口コミでも「仕事が途切れにくく、景気に左右されにくい」という声が多く、賞与や給与水準も同業他社と比較して高めの水準を維持しています。
一方で、現場中心の業務が主体となるため、出張や残業、繁忙期の負担など体力面で大変な部分もあります。
ただ、その分「若いうちから責任ある仕事を任され、現場で学びながら大きく成長できる」という評価も多く、
安定志向と成長志向のどちらも叶えたい人にとっては非常に魅力的な職場環境と言えるでしょう。
現場を動かすことにやりがいを感じる人や、チームで協力しながらモノづくりを進めたい人には、きんでんは長期的に働きやすい会社です。
きんでんのように、堅実な成長企業で腰を据えて働きたい方には、業界に強い転職エージェントの活用がおすすめです。
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