【2026】準大手・中堅ゼネコン年収・働きやすさランキング|13社徹底比較

準大手ゼネコン年収ランキング|売上・年収・特徴を比較した一覧表のアイキャッチ画像

建設業界で就職・転職を検討する際、スーパーゼネコン5社と並んで有力な選択肢になるのが「準大手・中堅ゼネコン」です。

準大手・中堅ゼネコンはスーゼネに次ぐ技術力と案件規模を持ちながら、企業ごとに得意分野(マンション・土木・免震・再開発など)や働き方の特徴が大きく異なります。

そのため、

  • 準大手・中堅ゼネコンで一番年収が高いのはどこ?
  • 残業時間や離職率、働きやすさで比較するとどうなる?
  • 自分に合った1社を選ぶにはどこを見るべき?

と迷う方も多いはずです。

この記事では、有価証券報告書・就職四季報・口コミをもとに、準大手・中堅ゼネコン13社の年収と働きやすさをランキング形式で比較しています。

気になる企業をそのまま深掘りできる構成になっているので、企業研究の起点として使ってください。

気になる会社が絞れたら、実際の募集条件は建設業に特化した「ビルドジョブ」で確認できます。

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目次

準大手・中堅ゼネコンとは?スーゼネとの違い

ゼネコンをスーパーゼネコン・準大手・中堅の3区分に分け、売上規模と該当企業を示した図解

一般的に、ゼネコンは売上規模でスーパーゼネコン・準大手・中堅に分類されます。

スーパーゼネコンに比べると平均年収は100〜200万円ほど下がる傾向ですが、その分配属や裁量の面でエース人材として扱われやすい得意分野に強みが集中し専門性を磨きやすいといったメリットがあります。

スーゼネは1,000万円超えが当たり前。準大手・中堅は900〜1,000万円がボリュームゾーン。1位の長谷工は実はスーゼネ4位の清水建設より高い、という逆転も起きています。

準大手・中堅ゼネコン 年収ランキング【2026年版】

準大手・中堅ゼネコン13社の平均年収を有価証券報告書ベースで比較した棒グラフ

まずは有価証券報告書の平均年収をもとにしたランキングです。気になる企業名をタップすると、個別の企業研究記事(年収・残業・離職率・評判・採用難易度まで徹底解説)に飛べます。

スクロールできます
順位企業名平均年収特色
🥇1位長谷工コーポレーション
1,057万円
マンション施工No.1
🥈2位安藤ハザマ
1,005万円
土木・ダム・原子力
🥉3位前田建設工業
1,002万円
インフロニアHD中核
4位戸田建設
983万円
教会・病院建築に強み
5位奥村組
983万円
免震構造で国内トップ
6位西松建設
975万円
ダム・トンネル土木の雄
7位ピーエス・コンストラクション
971万円
PC橋梁シェア国内トップ
8位フジタ
943万円
大和ハウスグループ
9位鴻池組
939万円
関西の老舗・土木建築両輪
10位三井住友建設
932万円
PC・LRT・海外インフラ
11位鉄建建設
916万円
鉄道工事の専門性
12位熊谷組
911万円
山岳トンネル・住友林業提携
13位東急建設
889万円
東急グループ・鉄道再開発
出典:各社の有価証券報告書(2026年時点)。企業名をタップすると各社の詳細記事へ移動します。
スーパーゼネコンと準大手・中堅ゼネコンの平均年収差を比較した棒グラフ

1位の長谷工コーポレーションは年収1,057万円と、スーゼネの清水建設(1,102万円)や竹中工務店(1,086万円)に肉薄する水準。マンション特化型の高収益モデルが効いています。

一方、東急建設(889万円)から長谷工(1,057万円)までは168万円の開きがあり、同じ「準大手・中堅」でも年収差はかなり大きいのが実情です。

働きやすさランキング(残業・離職率・勤続年数)

準大手・中堅ゼネコン各社の月残業時間と3年後離職率を比較した図解

年収だけで企業を決めると「入社後に激務で後悔」となりがちです。月平均残業時間・3年後離職率・平均勤続年数の3指標でチェックしましょう。

スクロールできます
企業名月残業3年離職率平均勤続
奥村組
23.2h
13.5%15.5年
ピーエス・コンストラクション
23.8h
安藤ハザマ
26.5h
16.4%
鉄建建設
27.0h
30.1%17.1年
東急建設
27.5h
18.7年
西松建設
29.6h
19.2年
鴻池組
31.4h
19.3%20.1年
長谷工コーポレーション
30〜40h
フジタ
19.4%
出典:就職四季報・各社公表資料(2026年時点)。「—」は公表値を確認できなかった項目です。

奥村組は「残業23.2h・3年離職率13.5%・平均勤続15.5年」と働きやすさの三冠。免震構造のニッチトップでBtoB案件中心のため、残業の波が比較的小さいのが特徴です。

一方、鉄建建設の3年離職率30.1%は業界の中でも高め。鉄道インフラの夜間工事が多いため、ライフスタイルとの相性は慎重に見極めたいところです。

準大手・中堅ゼネコン各社を平均年収と月残業時間の2軸で配置した分布図

💡 組み合わせで見るとこう判断できる

  • 高年収×働きやすさ両立型 → 安藤ハザマ / 奥村組
  • 土木でガッツリ経験積みたい → 西松建設 / 鴻池組
  • ニッチ技術で市場価値を高めたい → ピーエス・コンストラクション / 奥村組
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準大手・中堅ゼネコン13社 個別紹介

マンション・土木・免震・PC橋梁など得意分野別に準大手・中堅ゼネコンを分類した図解

ここからは年収ランキング順に、各社の特色・KPI・向いている人を端的にまとめます。各社の「詳細記事を読む」のリンクから、それぞれの企業研究記事に移動できます。

🥇1位 長谷工コーポレーション(1,057万円)

建設中の高層マンションとタワークレーン。マンション施工に強い準大手ゼネコンのイメージ
年収1,057万円
特徴マンション施工No.1
残業30〜40h

首都圏マンション供給シェア2割超のガリバー。設計・施工・販売・管理まで一気通貫のマンション特化モデルで、準大手の中でも突出した収益性を誇る。マンション一本で市場価値を高めたい人向け。

🥈2位 安藤ハザマ(1,005万円)

山あいのコンクリートダム建設現場と重機。大規模土木に強いゼネコンのイメージ
年収1,005万円
特徴土木・ダム・原子力
残業26.5h
離職率16.4%

安藤建設とハザマの合併で誕生。土木系に強く、ダム・原子力・リニア関連の大規模案件を多く手がける。残業・離職率も業界内では落ち着いており、高年収×働きやすさのバランス型。

🥉3位 前田建設工業(1,002万円)

高速道路の高架橋とインフラ点検の現場。コンセッション事業のイメージ
年収1,002万円
特徴インフロニアHD中核
海外PPP・コンセッション

前田道路・前田製作所と統合した「脱請負・脱建設」の旗手インフロニアHDの中核。コンセッション事業で上流から稼ぐビジネスモデルへ転換中。事業開発・海外志向の人材に合う。

4位 戸田建設(983万円)

洋上風力発電の風車とSEP船。再生可能エネルギー分野に注力するゼネコンのイメージ
年収983万円
特徴教会・病院建築
注力洋上風力

学校・病院・宗教建築の「公共・非収益施設」の技術蓄積は準大手最強クラス。近年は洋上風力発電のパイオニアとしても注目。安定志向+社会貢献志向の人に向く。

5位 奥村組(983万円)

建物の基礎に据え付けられた免震装置(積層ゴム支承)。免震構造のイメージ
年収983万円
特徴免震構造No.1
残業23.2h
離職率13.5%

免震構造の施工実績国内トップのニッチ王者。関西発祥で堅実経営、残業・離職率ともに業界屈指の働きやすさ。派手さより長く安定して働きたい人にフィット。

6位 西松建設(975万円)

山岳トンネルの坑口と内部の作業照明。トンネル土木のイメージ
年収975万円
特徴ダム・トンネル
残業29.6h
勤続19.2年

ダム・トンネルの大規模土木案件が収益の柱。平均勤続19.2年は準大手トップクラスで、長く働く社員が多い定着型カルチャー。土木で腰を据えたい人向け。

7位 ピーエス・コンストラクション(971万円)

PC橋の張出し架設が進む橋梁工事現場。コンクリート橋梁のイメージ
年収971万円
特徴PC橋梁No.1
残業23.8h

プレストレストコンクリート(PC)橋梁の国内シェアトップ。ニッチながら国交省案件の常連で技術的独自性が高い。橋梁エンジニアとしての市場価値を高めたい人に最適。

8位 フジタ(943万円)

都市部で鉄骨が組み上がる中層オフィスビルの建設現場
年収943万円
特徴大和ハウスG
離職率19.4%

大和ハウスグループの建築系中核会社。グループ連携で物流施設・工場・商業施設案件が豊富。住宅メーカー系列ならではのBtoC感覚を持つ建築志向人材に合う。

9位 鴻池組(939万円)

関西の市街地に隣接した建設現場と街並み。老舗ゼネコンのイメージ
年収939万円
特徴関西の老舗
残業31.4h
勤続20.1年

1871年創業、関西を代表する土木・建築の両輪型老舗ゼネコン。平均勤続20.1年は業界でも屈指の定着率。関西中心で地域密着のキャリアを歩みたい人向け。

10位 三井住友建設(932万円)

専用軌道を走るLRT(次世代型路面電車)と整備された街路
年収932万円
特徴PC橋梁・LRT・海外
海外インフラ多数

三井建設と住友建設の合併で誕生。PC橋梁と海外インフラ(ベトナムLRT等)に強み。麻布台ヒルズ問題など課題もあるが、経営改革で再浮上中。海外志向・技術志向の人材向け。

11位 鉄建建設(916万円)

バラストとレールが続く鉄道の線路と軌道工事の現場
年収916万円
特徴鉄道工事の専門性
残業27.0h
離職率30.1%

JR東日本系の鉄道建設に特化。駅舎・高架橋・トンネルなど鉄道インフラの専門性は日本有数。離職率30.1%と夜間工事の厳しさはあるが、鉄道工事の専門家として尖りたい人向け。

12位 熊谷組(911万円)

建設中の中高層木造建築の内部。集成材の柱と梁が組まれたCLT建築のイメージ
年収911万円
特徴山岳トンネル
提携住友林業と資本業務提携

山岳トンネル施工は国内トップクラスで、海外案件にも強い。2021年から住友林業と資本業務提携し木造ビル・中高層木造に注力。土木とサステナ志向の両方に関心がある人に合う。

13位 東急建設(889万円)

鉄道駅に隣接した駅前再開発の大規模工事現場
年収889万円
特徴東急グループ
残業27.5h
勤続18.7年

東急グループの中核建設会社で、渋谷再開発・東急線沿線の大規模開発を多く手がける。グループ内案件が多く、都市開発・鉄道再開発に関心がある人に合う。

目的別|おすすめ企業の組み合わせ

年収重視・残業重視・専門技術・勤務地など目的別におすすめ企業を整理した図解

年収最優先なら:長谷工 / 安藤ハザマ / 前田

TOP3はいずれも1,000万円超え。特に長谷工はマンションに特化した高収益モデル、安藤ハザマは土木高付加価値案件、前田はインフロニアHDの事業投資で稼ぐなど、高年収の背景にあるビジネスモデルまで理解しておくと面接でも差がつきます。

働きやすさ重視なら:奥村組 / 安藤ハザマ / ピーエス

残業・離職率が業界平均より明確に低い3社。奥村組は3冠(残業23.2h・離職率13.5%・勤続15.5年)と頭ひとつ抜けていて、ライフステージに合わせた長期キャリア形成がしやすい印象です。

ニッチ技術で市場価値を高めたいなら:ピーエス / 奥村 / 鉄建

PC橋梁、免震、鉄道インフラとそれぞれ国内でトップ級の専門性を持つ3社。スーゼネのように「何でも屋」になるより、「◯◯ならこの会社」と言われる専門家を目指したい人に向いています。

関西圏で働きたいなら:鴻池組 / 奥村組

関西発祥で関西の公共工事・民間大型案件の施工実績が豊富な2社。勤続20年超と定着率の高さも魅力で、地元でライフワークバランスを大切にしたい人に合います。

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設計職で会社を選ぶ場合は、ゼネコンとサブコンで求人の集まり方が違います。設備設計に絞った探し方は別にまとめています。

準大手・中堅ゼネコンに関するよくある質問

準大手・中堅ゼネコンについてよくある4つの疑問を整理した図解
準大手ゼネコンとは何社ですか?10社は?

明確な法的定義はなく、売上高おおむね3,000億〜1兆円規模の総合建設会社を指します。代表例として長谷工コーポレーション・前田建設工業(インフロニア)・戸田建設・五洋建設・フジタ・熊谷組・三井住友建設・西松建設などがあり、中堅まで含めると本記事では13社を比較しています。

ゼネコン準大手5社は?

「準大手5社」という固定の定義はありません。スーパーゼネコンが鹿島・大成・大林・清水・竹中の5社で明確なのに対し、準大手は売上規模による分類のため、会社数は資料によって異なります。売上上位から見ると長谷工・前田建設・戸田建設・五洋建設・フジタあたりが挙げられます。

準大手・中堅ゼネコンにはどんな会社がありますか?

本記事で比較している13社は、長谷工コーポレーション・安藤ハザマ・前田建設工業・戸田建設・奥村組・西松建設・ピーエス・コンストラクション・フジタ・鴻池組・三井住友建設・鉄建建設・熊谷組・東急建設です。それぞれ免震・マンション・土木など得意分野が異なります。

準大手ゼネコンの平均年収は?

本記事で比較した13社の平均年収は約962万円です(最高は長谷工コーポレーションの1,057万円、最低は東急建設の889万円)。平均1,000万円を超えるスーパーゼネコンにはやや届きませんが、全産業平均を大きく上回る高水準です。各社の年収は本文のランキングをご確認ください。

まとめ|準大手・中堅ゼネコンは「得意分野×働き方」で選ぶ

優先順位を決める・得意分野を照らす・数社に絞るという企業選びの3ステップを示した図解

準大手・中堅ゼネコンは、スーゼネほどの知名度はなくても、ニッチ分野でトップクラスの技術力を持ち、年収も1,000万円に迫る水準の企業が揃っています。

ポイントは以下の3つです。

  • 年収トップは長谷工(1,057万円)、最下位東急との差は168万円と同カテゴリ内でも差が大きい
  • 奥村組は残業・離職率・勤続の3指標で突出した働きやすさ
  • 得意分野(マンション・土木・免震・PC橋梁・鉄道・海外・再開発)と自分の志向のマッチングが最大のポイント

気になる企業があれば、各社の詳細記事から有価証券報告書・就職四季報・口コミの一次情報まで深掘りしていきましょう。

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