奥村組の年収・社風・採用を業界人が徹底解説。転職・就職の実態は?

奥村組
企業研究 | 建設・ゼネコン

奥村組の年収・社風・採用を
元業界人が徹底解説。転職・就職の実態は?

最終更新日:2026年4月8日

【株式会社奥村組】基本情報

💰
平均年収
983万円
(平均年齢43歳)
🏢
特色
関西地盤の中堅ゼネコン
免震技術で国内トップ
トンネル掘削に強み
🎓
就職難易度
中堅ゼネコン上位
ES通過率 約62%
採用134名/年

この記事は株式会社奥村組への就職・転職を検討している方向けに、建設業界のキャリアライターが就職四季報・各種データをもとにわかりやすくまとめた企業研究記事です。

「奥村組って実際どうなの?」という疑問にお答えすべく、以下の内容が一記事でわかるようにしています。

  • ✅ 平均年収983万円の中身を年齢・役職別に解説
  • ✅ 月残業23.2時間・新卒3年後離職率13.5%の実態
  • ✅ 免震技術・トンネル掘削など独自の強みを解説
  • ✅ 競合他社(同規模・準大手ゼネコン各社)との年収比較
  • ✅ 採用難易度・選考の傾向と対策

会社選びは人生の大きな決断です。この記事を参考に、納得のいくキャリア選択をしてください。

平均年収・残業・離職率

平均年収
983万円
平均年齢43歳
月平均残業
23.2時間
公式FAQ 2024年度実績
新卒3年後離職率
13.5%
有価証券報告書 2024年度実績
有休消化率
9.7日/20日
取得率48.5%・公式FAQ実績
解説キャラクター
私が奥村組で注目したのは月残業23.2時間という数字です。建設業界では月40〜50時間が当たり前の現場も多い中、23.2時間は明らかに少ない部類。新卒3年後離職率も有価証券報告書では13.5%(2024年度実績)と、建設業界水準の中では比較的落ち着いています。

📌 ポイント:月残業23.2時間(公式FAQ 2024年度実績)は建設業界の中では比較的少なめ。「働き方改革」が進んでいることが伺えます。ゼネコンとしては良好な水準と言えるでしょう。

初任給・賞与・昇給の実態

区分 初任給(月額) 備考
博士了 372,500円 最高学歴区分
修士了 340,000円 大卒より+40,000円
大卒 300,000円 就職四季報2026年版データ

年齢別賃金レンジ(全学歴共通)

年齢 月額賃金レンジ 備考
25歳 330,000円〜436,000円 入社3〜4年目相当
30歳 約436,000円〜 30歳総合平均年収728万円(就職四季報)
35歳 約540,000円〜 主任・係長クラス相当

⚠️ 注意:年齢別賃金レンジは学歴・職種・評価により変動します。修士了は大卒より初任給が高い分、同年齢での賃金も高くなる傾向があります。上記は就職四季報掲載の全職種合計レンジです。

解説キャラクター
30歳総合平均年収728万円というのは中堅ゼネコンとしては高水準です。私自身も30歳前後でゼネコン各社の年収を比較しましたが、728万円は準大手に近いレベル。技術職としてしっかりキャリアを積める会社だと感じます。

年齢・役職別の推定年収レンジ

年齢・役職 推定年収レンジ 備考
20代前半(新卒〜3年目) 400〜500万円 現場研修・基礎習得期
20代後半(4〜8年目) 500〜650万円 担当者として独り立ち
30歳(総合平均) 728万円 就職四季報データ
30代(主任・係長クラス) 700〜900万円 現場所長補佐など
40代(課長・部長クラス) 900〜1,200万円 平均43歳で983万円
50代(上級管理職) 1,100〜1,400万円 事業部長・本部長クラス

📌 上記は就職四季報データ・業界水準をもとにした推計です。個人の実績・資格・配属部署によって変動します。

同規模・準大手ゼネコン各社との年収比較

※ 各社の年収は2025年3月期有価証券報告書(全従業員平均)ベース。奥村組のみ就職四季報(総合職平均)も併記。

会社名 分類 平均年収 平均年齢 特色
奥村組 中堅 974万円
※就職四季報:983万円
43歳 免震技術・関西地盤
西松建設 準大手 975万円 44歳 土木・海外に強み
五洋建設 準大手 925万円 44歳 海洋土木・港湾
鉄建建設 中堅 916万円 43歳 鉄道工事に特化
東急建設 準大手 889万円 43歳 渋谷再開発など首都圏
解説キャラクター
最新データを見ると、奥村組は中堅ゼネコンの中で際立った年収水準です。比較に挙げた準大手ゼネコン(西松建設975万円・五洋建設925万円)とほぼ肩を並べる水準で、「中堅だから給与が低い」というイメージは奥村組には当てはまりません。免震技術という専門的な強みが収益力を支えており、その恩恵が給与水準にも反映されています。

📌 データ出典:各社2025年3月期有価証券報告書(全従業員平均)。有価証券報告書ベースでの奥村組平均年収は973.9万円(就職四季報の「総合職平均」983万円とは対象範囲が異なります)。

社風|免震技術で存在感を示す関西ゼネコン

関西発・技術力で勝負するゼネコン

奥村組は1907年(明治40年)創業、株式会社設立は1938年。大阪を拠点とする中堅ゼネコンです。「大手ではないが、技術では大手に負けない」というプライドを持つ社員が多く、特に免震・制震技術においては国内最高水準を誇ります。日本初の実用免震ビル建設という実績は、業界内でも高く評価されています。

「免震技術の現場に携われるのが一番の魅力。大手ゼネコンでは一つの歯車になりがちだが、ここでは若いうちから技術的に重要なポジションを任されやすい。」
施工管理職・30代男性・在籍3〜5年
「関西地盤だが東京支社も活発。残業は月25時間程度で、建設業の割に生活しやすい。現場所長になると年収1,000万円超えも十分ある。」
工事部門・40代男性・在籍10年以上
「中堅ゼネコンらしく、社内の人間関係が比較的フラット。上司との距離が近く相談しやすい環境。ただし転勤は全国にあるので覚悟が必要。」
設計職・30代女性・在籍5〜10年
「离職率が下がっているのは実感している。昔は3年で辞める人も多かったが、ここ数年は働き方改革の影響か、定着している若手が増えた気がする。」
人事部門・40代男性・在籍10年以上

👍 奥村組のいいところ

  • 中堅ゼネコン水準では高い平均年収(有報974万円/四季報983万円)
  • 日本初の実用免震ビルなど技術力が高い
  • 月残業23.2時間(公式FAQ 2024年度実績)と比較的少なめ
  • 完全週休2日制(土日祝)
  • バイオマス発電・農業など多角化事業にも挑戦

👎 気になるところ

  • 転勤が全国規模で発生しやすい
  • 大手ゼネコンと比べブランド力は劣る
  • 有休取得率48.5%(9.7日/20日・公式FAQ実績)は改善余地あり
  • ボーナス詳細が非公開(NA)
  • 女性従業員比率10.4%とまだ低め

奥村組の3つの強み

① 免震・制震技術|日本のパイオニア

奥村組は日本初の実用免震ビルを建設した免震技術のパイオニアです。地震大国日本において、免震・制震技術の需要は今後も高まる一方。この技術的優位性は他社との差別化要因になっており、社員にとっても「専門技術を持つプロフェッショナル」としての誇りにつながっています。

② トンネル掘削技術|土木のコア技術

土木部門ではトンネル掘削技術に強みを持ちます。山岳トンネルや都市部のシールドトンネルなど、難易度の高い工事での実績が豊富。インフラ整備が継続する中、この分野での受注は安定しており、土木エンジニアとしてキャリアを積みたい方には魅力的な環境です。

③ 多角化経営|脱・建設請負への挑戦

不動産事業・バイオマス発電(北海道・石狩新港)・農業(夏秋いちご事業)など、建設請負以外の収益源を積極的に開拓しています。この多角化戦略は業績の安定化に貢献しており、「建設だけに依存しない会社」として長期的な成長が期待できます。

📌 MEPエンジニアの視点から:免震ビルの設備設計・施工は通常物件よりも高度な知識が必要です。免震層を挟む配管・配線のフレキ対応など、MEP領域でも専門性が高く、スキルアップの観点でも奥村組は魅力的な職場です。

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福利厚生・働き方

項目 内容
勤務時間(内勤) 8:30〜17:15
勤務時間(外勤) 8:00〜17:00
週休 完全週休2日制(土日祝)
夏季休暇 最大連続5日間
年末年始休暇 12月29日〜1月3日
有給休暇 9.7日/20日(取得率48.5%)※公式FAQ 2024年度実績
月平均残業 23.2時間 ※公式FAQ 2024年度実績
解説キャラクター
完全週休2日制はゼネコンではまだ珍しい部類です。私が現場にいた時代は週休1日が当たり前でしたが、奥村組は週休2日を実現しています。現場社員の実態がどうかは配属先によりますが、制度として整っているのは確かです。

採用難易度・新卒採用の実態

修士・大卒採用数
134名
2025年4月入社 公式実績
ES通過率(総合)
62%
受付145→通過90
倍率(応募/内定)
16倍
女19倍・男14倍

求める人材像

奥村組が求める人材は「幅広い視野を持ちコミュニケーション能力に長けた人材」です。技術力はもちろん、発注者・協力会社・地域住民との調整能力を重視しています。モノづくりへの情熱と、チームで課題を解決する姿勢がある方は、選考でも高く評価されます。

採用区分 主な採用大学(参考)
総合職(技術系) 関西大・近畿大・同志社大・大阪工業大・立命館大・京都大・大阪大・神戸大など関西圏を中心に全国の工学系大学
総合職(事務系) 関西圏の法学・経営・商学系学部、各地の文系学部
設計職 建築学科・都市工学科・環境デザイン系の大学院修了者

⚠️ 注意:奥村組は地方転勤が伴う職種がほとんどです。「関西で働きたい」という方は選考前に配属・転勤ポリシーを必ず確認しましょう。

業績・財務データ

決算期 売上高(百万円) 営業利益 経常利益 純利益
2024年3月期(第87期) 288,146 14,878
2025年3月期(第88期) 298,222 9,731 8,926 2,722

📌 売上高は約3,000億円規模で推移。ただし2025年3月期は営業利益9,731百万円(前年比29.0%減)、純利益2,722百万円と減益。不動産・バイオマス発電など新規事業への先行投資が影響しています。出典:第88期有価証券報告書・決算短信(奥村組公式)。

従業員構成

区分 人数 平均年齢 平均勤続年数
男性 2,167名 43.7歳 16.0年
女性 252名 36.7歳 11.0年
合計 2,419名

よくある質問

Q奥村組の平均年収はいくらですか?
A就職四季報2026年版(総合職平均)によると983万円(平均年齢43.0歳)。なお有価証券報告書(全従業員平均)では973.9万円(2025年3月期)です。中堅ゼネコンの中ではトップクラスの水準で、準大手に近い年収水準が実現できています。
Q奥村組の残業時間はどのくらいですか?
A奥村組公式採用サイトFAQによると月平均23.2時間(2024年度実績)で、建設・ゼネコン業界の中では比較的少ない水準です。「働き方改革」が進んでいる企業として評価されています。
Q奥村組の強みはどんな分野ですか?
A免震技術・制振技術に独自の強みを持ち、高層マンション・病院・官庁施設などで多くの施工実績があります。また山岳トンネル・都市部シールドトンネルなど難易度の高い土木工事でも高い技術力を誇ります。
Q奥村組は中堅ゼネコンなのに年収が高い理由は何ですか?
A免震・制振という高付加価値な専門技術を強みに、他社が参入しにくいニッチ市場で高い収益率を確保しているためです。知名度は準大手に劣りますが、「隠れた高待遇ゼネコン」として転職市場での評価は高いです。
Q奥村組の離職率・定着率はどうですか?
A有価証券報告書(第88期)によると新卒3年以内の離職率は13.5%(2024年度実績)です。平均勤続年数は15.5年(全社平均)と長く、中途入社者も含めた全体の定着率は高い水準です。

まとめ|奥村組への転職・就職は「あり」か?

📊 奥村組 総合評価

★★★★★年収水準|中堅ゼネコントップクラスの983万円
★★★★☆働き方|残業23.2時間(公式FAQ実績)・完全週休2日で業界では良好
★★★★☆技術力|免震・トンネル掘削で国内有数の実績
★★★☆☆転勤|全国転勤あり、ライフスタイルに合わせた検討が必要
★★★★☆将来性|多角化経営・新規事業で中長期成長が期待

こんな人に奥村組はおすすめ

  • 中堅ゼネコンで高水準の年収(983万円)を狙いたい人
  • 免震技術・トンネル掘削など専門技術を深めたい施工管理者・土木エンジニア
  • 建設業の中でも残業が少なめ・週休2日の職場で働きたい人
  • 関西発の中堅ゼネコンで若いうちから裁量を持ちたい人
  • 長期的に技術職としてキャリアを積み、管理職で1,000万円超を目指したい人
解説キャラクター
正直に言うと、奥村組は「隠れた高待遇ゼネコン」です。大手ほど知名度はないですが、有価証券報告書ベースでも平均年収974万円・月残業23.2時間・完全週休2日と、待遇面で準大手に引けを取らない水準です。私がもし今転職を検討するなら必ずリストに入れます。免震技術という唯一無二の強みを持つ会社でキャリアを積めるのは、エンジニアとして誇れることだと思います。
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この記事を書いた人

設備エンジニアとして日々奮闘しながら、より良い職場を求めて転職活動中。
複数の転職エージェントに登録。
自己分析や企業研究で得た知見を発信していきます。
【保有資格】
・設備設計一級建築士
・建築設備士
・一級管・電気工事管理技士ほか
詳しいプロフィールはこちら

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