1級管工事施工管理技士 第一次検定の令和7年 第31問は、排水設備に関する知識問題でした。最下階の排水横枝管・間接排水口空間・トラップ桝・排水立て管のオフセットについて、4つの記述から「適当でないもの」を選ぶ形式です。
本記事では1級管工事施工管理技士を保持する現役設備エンジニアの視点から、結論→オフセットの扱い→各要点の整理→選択肢検証→実務目線の流れで整理します。「立て管に対して45度を超えるオフセットは横管として扱う」を押さえれば、計算不要で取れる1点です。

排水は通気とセットで頻出。立て管・横管・オフセットの扱いを理解すると、排水計画の判断がぐっと正確になりますよ。


この記事を書いた人
設備エンジニア
建築設備の実務20年以上の現役エンジニア。試験のリアルと現場の実務、両方の視点で「受かる勉強法」を発信しています。
✅️1級管工事施工管理技士・1級電気工事施工管理技士
✅️建築設備士・消防設備士
✅️設備設計一級建築士・一級建築士
令和7年 1級管工事 第31問はこんな問題(知識型)
排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
選択肢は次の4つ。正解は④です。
| 番号 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| ① | 階層が多い建物の最下階の排水横枝管は、排水立て管に接続せず、単独で排水ますに接続する | ◯ 正しい |
| ② | 管径65mm以上の間接排水管の末端は、あふれ縁との排水口空間を最小150mmとする | ◯ 正しい |
| ③ | トラップ桝は、封水深50〜100mmを確保できるものとする | ◯ 正しい |
| ④ | 排水立て管に対して60度以下のオフセットの管径は、垂直な排水立て管とみなして決定してよい | ✕ 誤り |
問題本文は公式PDFで確認できます。



カギは角度の境界です。立て管に対して45度以下なら立て管扱い、45度を超えれば排水横主管として管径を決めます。④の「60度以下を立て管扱い」は範囲が広すぎます。
結論:正解は④|45度を超えるオフセットは「横管」として扱う
先に答えだけ知りたい方のために結論をまとめます。正解は④。排水立て管に対して45度を超えるオフセット部は、排水横主管とみなして管径を決定します。水平に近い流れになり、立て管のようにはスムーズに流れないためです。「垂直な立て管とみなしてよい」は誤りです。
- ④の誤り:立て管扱いにできるのは45度以下。45度を超えるオフセットは排水横主管として扱うため、「60度以下を立て管扱い」は誤り
- ①正しい:階層が多い建物の最下階の横枝管は、立て管底部の正圧を避けて単独で排水ますに接続する
- ②正しい:管径65mm以上の間接排水口空間は最小150mm
- ③正しい:トラップ桝は封水深50〜100mmを設ける



結論だけ確認したい方はここでOK。オフセットや排水の要点を整理したい方は、この続きをどうぞ。
排水設備の要点を整理|オフセット・排水口空間
- オフセット:立て管に対し45度以下は立て管として扱い、45度を超える場合は排水横主管として扱う
- 間接排水口空間:管径65mm以上は最小150mm。逆流・汚染を防ぐ
- 最下階の横枝管:立て管底部の正圧を避けるため単独で排水ますへ
- トラップ桝:封水深50〜100mmで固形物を分離
オフセットは立て管からの角度で扱いが変わります。45度以下なら立て管扱い、45度を超えれば排水横主管として管径を決めるのが判断ポイントです。
選択肢を1つずつ検証|なぜ④が誤りか
① 最下階の横枝管は単独接続 → ◯
立て管底部の正圧を避け、単独で排水ますに接続します。正しい記述です。
② 排水口空間150mm → ◯
管径65mm以上の基準として正しい記述です。
③ トラップ桝の封水深50〜100mm → ◯
封水深50〜100mmで、正しい記述です。
④ 60度以下を立て管とみなす → ✕ 正解
立て管扱いにできるのは45度以下で、45度を超える場合は排水横主管として扱うため誤りです。
試験=オフセットの扱い、実務=排水管径と通気の計画で使う
① オフセット部の管径と通気
実務では、オフセット部の角度に応じて管径を決め、必要に応じて結合通気を設けて圧力変動を逃がします。流れが乱れやすい部分なので、慎重な計画が求められます。
② 間接排水と排水口空間
機器の排水を間接排水とし、排水口空間を確保することで、逆流による汚染を防ぎます。飲料・食品系の機器では特に重要な衛生対策です。
③ 最下階の横枝管への配慮
階層が多い建物の最下階では、立て管底部の正圧の影響を避けるため、横枝管を排水立て管へ接続せず単独で排水ますへ導く計画が重要です。



オフセットの扱いは、排水管径の決定に直結します。「45度を超えたら横管」を押さえておけば、実務でも迷いませんよ。
まとめ|「45度を超えるオフセットは横管」を覚えるだけ
- 正解は④|立て管に対し45度を超えるオフセットは排水横主管として扱う。「60度以下を立て管とみなす」は誤り
- ①最下階の排水ますへの単独接続、②排水口空間150mm、③トラップ桝の封水深50〜100mm…はすべて正しい
- オフセットは角度で立て管か横管かを判断する



排水は出題の常連分野。オフセットの扱いを押さえれば、確実な得点源になりますよ。
解説を読んでも手応えを感じられないときは
ここまで解説を読んで、次のように感じていませんか?
- 解説記事を読んでも理解できない
- 一問一問、解説記事を読んで理解する時間がない
- 苦手分野だけを集中して勉強したい
かくいう筆者も、資格取得前は本業がとても忙しく一度は諦めかけていました。しかし、なんとか睡眠時間を削るなどして、「机に向かう」学習時間を確保していました。
当時はオンライン講座があることを知らなかったのですが、今思えば通勤時間や出張先への移動時間など、スキマ時間はいくらでもありました。
今なら迷いなくオンライン講座に申込み、スマホ1つで学習を進めていると思います。
SATならオンラインでいつでも、どこでも動画を視聴できスキマ時間を有効活用できます。音声のみの再生もあるので、運転中や運動しながらでも学習できます。
SATは忙しい人のための、効率性を極めた通信講座です。試験が初めてという人でも、手軽に学習を始めることができます。
試験勉強を始めるのに早すぎるということはありません。
30日間の返金保証もありますので、まずは申込をしてください。その瞬間からライバルとの差がつき始めています。














コメント