1級管工事施工管理技士 第一次検定の令和7年 第44問は、設計図書に記載する「配管材料」とその「記号(規格)」の組合せを問う知識問題でした。各配管材料の記号の正しい組合せを、4つの中から「適当でないもの」を選ぶ形式です。
本記事では1級管工事施工管理技士を保持する現役設備エンジニアの視点から、結論→排水用と水道用の記号の違い→記号の整理→選択肢検証→実務目線の流れで整理します。「用途で記号が変わる」を押さえれば、計算不要で取れる1点です。

配管材料の記号は、設計図書を読む・書く基本。用途(水道用・排水用)と規格(JIS・JWWA・WSP)の対応を押さえると、図面の理解が一気に進みますよ。


この記事を書いた人
設備エンジニア
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令和7年 1級管工事 第44問はこんな問題(組合せ型)
設計図書に記載する「配管材料」と「記号(規格)」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
選択肢は次の4つ。正解は①です。
| 番号 | 配管材料 | 記号(規格) | 正誤 |
|---|---|---|---|
| ① | 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管 | SGP-VD(JWWA) | ✕ 誤り |
| ② | リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管 | RS-VU(JIS) | ◯ 正しい |
| ③ | 水道用硬質ポリ塩化ビニル管 | VP、HIVP(JIS) | ◯ 正しい |
| ④ | 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(黒) | SGP-VA(JWWA) | ◯ 正しい |
問題本文は公式PDFで確認できます。



カギは「排水用と水道用で記号が違う」こと。排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管には、排水用を表す専用の記号(D-VA)が使われます。
結論:正解は①|排水用ライニング鋼管の記号は「D-VA」
先に答えだけ知りたい方のために結論をまとめます。正解は①。排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の記号は「D-VA」が用いられ、「SGP-VD」との組合せは適当ではありません。SGP-VA・VB・VDはJWWA K 116の水道用で、排水用のD-VAはWSP 042に定められた別の記号です。
- ①の誤り:排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の記号は「D-VA」(WSP 042)。「SGP-VD」(JWWA K 116)との組合せは誤り
- ②正しい:リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管はRS-VU(JIS)
- ③正しい:水道用硬質ポリ塩化ビニル管はVP・HIVP(JIS)
- ④正しい:水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管はSGP-VA・VB・VD(JWWA K 116)
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のSGP-VA・VB・VDはJWWA K 116、排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管のD-VAはWSP 042で定められています。用途と規格を分けて確認してください。



結論だけ確認したい方はここでOK。配管材料の記号を整理したい方は、この続きをどうぞ。
配管材料の記号を整理|用途と規格
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管:VP(一般)・HIVP(耐衝撃)(JIS)
- 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管:SGP-VA・VB・VD(JWWA K 116)。外面仕様で区分
- 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管:D-VA(WSP 042)
- リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管:RS-VU(JIS)
記号は「用途(水道用・排水用)」と「規格(JIS・JWWA・WSP)」で決まります。①は排水用なのに水道用系の記号を当てた誤りです。
選択肢を1つずつ検証|なぜ①が誤りか
① 排水用ライニング鋼管=SGP-VD → ✕ 正解
排水用の記号はD-VA。SGP-VDとの組合せは誤りです。
② リサイクル三層管=RS-VU → ◯
正しい組合せです。
③ 水道用塩ビ管=VP・HIVP → ◯
正しい組合せです。
④ 水道用ライニング鋼管=SGP-VA → ◯
正しい組合せです。
試験=記号の対応、実務=設計図書の読み書きで使う
① 設計図書での材料指定
実務では、設計図書や仕様書で配管材料を記号で指定します。用途に合った材料・記号を正しく読み取ることが、誤発注や誤施工を防ぐ第一歩です。
② 用途に応じた材料選定
給水・給湯・排水・消火など用途ごとに適した管材を選びます。水道用と排水用ではライニングや記号が異なるため、用途の取り違えに注意します。
③ 規格(JIS・JWWA)の確認
材料は最新の規格に適合したものを使います。記号や規格番号を確認し、設計図書と現物が一致しているかをチェックするのが品質管理の基本です。



配管材料の記号は、図面を読む・書くための共通言語。用途と規格の対応を押さえておけば、実務でも迷いませんよ。
まとめ|「排水用ライニング鋼管はD-VA」を覚えるだけ
- 正解は①|排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の記号はD-VA(WSP 042)。SGP-VD(JWWA K 116)との組合せは誤り
- ②RS-VU、③VP・HIVP、④SGP-VA…はすべて正しい組合せ
- 記号は用途と規格で決まる



配管材料の記号は、設計図書理解の基本。用途と規格の対応を押さえれば、確実な得点源になりますよ。
解説を読んでも手応えを感じられないときは
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